公開日:2026年11月5日
Naver検索広告は、Naverの検索結果に表示される広告の総称で、主な種類にパワーリンク、ショッピング検索広告、コンテンツ検索広告、ブランド検索広告、プレイス広告の5つがあります。課金は、クリックされた分だけ支払う方式が基本で、ブランド検索広告だけは期間ごとの固定料金です。日本企業が使う場合は、アカウントの開設条件を、先に確認する必要があります。
この記事では、5つの種類の違い、課金の仕組み、検索結果の順位との関係、日本企業が始める前に確認したい点を整理します。
※韓国の広告代理店2社の解説記事(2023年と2025年)と、InterAdの解説(2026年9月更新)をもとに、2026年10月時点で確認できた範囲で整理しています。最低入札額やアカウント開設の条件は、Naverの公式資料で確認できなかったため、金額は載せていません。実際に始める前に、Naver検索広告の公式案内でご確認ください。
Naver検索広告の5つの種類
韓国の広告代理店AMPM Globalの解説(2023年12月公開)では、Naver検索広告を次の5つに分けて説明しています。
| 種類 | 表示のされ方 | 向いている目的 |
|---|---|---|
| パワーリンク | 登録したキーワードが検索されたときに、サイトへのテキスト広告が表示されます。 | 自社サイトやスマートストアへの訪問 |
| ショッピング検索広告 | Naverショッピングの検索結果で、商品が上部に表示されます。 | 商品の露出と販売 |
| コンテンツ検索広告(パワーコンテンツ) | ブログやポスト、カフェの記事などが広告として表示されます。 | 情報発信を通じた事業や商品の紹介 |
| ブランド検索広告 | ブランド名などが検索されたときに、統合検索の上部に文字、画像、動画が表示されます。 | ブランドの認知と価値の向上 |
| プレイス広告 | Naverプレイスに登録した店舗の情報が広告として表示されます。キーワードは自動で対応づけられ、直接は登録できません。 | 店舗への来店 |
課金の仕組み
AMPM Globalの解説では、課金の基本はクリック単価(CPC)で、広告がクリックされた分だけ費用が発生します。2025年12月公開の別の記事も、パワーリンクとショッピング検索広告は、クリックされた分だけ課金される方式と説明しています。
ブランド検索広告は例外です。AMPM Globalの記事では、契約期間の料金を先に支払う固定料金で、期間中の表示回数とクリック数に上限がないと説明されています。InterAdの解説(2026年9月更新)でも、ブランド検索広告は、クリックごとではなく、検索数に応じた固定料金と説明されています。料金は契約期間や検索数によって変わります。
最低入札額や、広告費のチャージ方法の詳細は、今回確認した資料には書かれていませんでした。InterAdの解説には最低入札額の金額が載っていますが、出典が示されていないため、この記事では使っていません。
パワーリンクとショッピング検索広告の違い
パワーリンクは、検索結果の上部や下部に表示されるテキスト広告です。広告主がキーワードを直接登録し、入札額を調整したり、広告のオンとオフを切り替えたりできると、AMPM Globalの記事(2025年12月)は説明しています。InterAdの解説では、順位は入札額と広告の品質で決まるとされています。
ショッピング検索広告は、Naverショッピングの商品情報をもとに表示される広告です。同じ記事では、商品名、サムネイル画像、品質指数の3つが成果を左右する要素として挙げられ、性別や年齢での絞り込みもできると説明されています。
なお、広告の表示数や形式は変わることがあります。韓国の経済紙Asia Economyの報道(2020年6月)では、Naverがショッピング検索広告の表示数を4から8件から、6から12件に増やす1週間の試験を行ったと報じられています。ショッピング検索広告は、2016年11月に始まったとも書かれています。
ディスプレイ広告(GFA)は別の枠です
Naverには、検索結果に出る広告とは別に、画像や動画のディスプレイ広告があります。AMPM Globalの記事(2025年12月)では、Naver GFAがメイン画面やニュース、ブログ、カフェなどに表示され、興味や行動による絞り込みと、再訪問の促進ができると説明されています。InterAdの解説では、GFAを海外ブランドが最初に使いやすい広告として紹介しています。
広告とNaver SEOは別物です
広告は、費用を払って表示される枠です。一方、検索結果の自然な順位は、広告費では決まりません。この違いは、Naver SEOの基礎と上位表示を保証する業者への注意点の記事で整理しています。広告の枠であることを伏せて、検索結果の順位を保証するような提案には注意が必要です。
日本企業が始める前に確認したいこと
- アカウントの開設条件:InterAdの解説では、韓国の事業者登録があると登録が円滑で、なくても広告は出せるものの、難しくなると説明されています。これは広告代理店の説明であり、Naverの公式の条件ではありません。
- サイトの審査:同じ解説では、登録時に書類のやり取りと、サイトの確認があり、いずれも韓国語で行うと説明されています。
- アカウントの数:1つのアカウントで登録できるサイトは1つとされ、複数の事業や拠点がある場合は、アカウントを分ける必要があると説明されています。
- 広告の受け皿:広告からの移動先が日本語のサイトだけでは、韓国の利用者に伝わりにくくなります。韓国語のページや、スマートストアなどの受け皿を、先に用意する必要があります。
- キーワード:広告で使うキーワードは、韓国語で検索される言葉に合わせます。探し方は韓国語キーワード調査のやり方で解説しています。
始める前のチェックリスト
- 目的は、サイトへの訪問か、商品の販売か、ブランドの認知か。
- 目的に合う種類は、5つのうちどれか。
- 広告の移動先は、韓国語で用意できているか。
- アカウント開設の条件は、公式の案内で確認したか。
- 広告費の上限と、検証する期間を決めたか。
- 運用を代理店に任せる場合、成果の報告方法を確認したか。代理店の選び方は韓国の広告代理店の4つのタイプで整理しています。
よくある質問
Naver検索広告には、どんな種類がありますか?
代理店の解説では、パワーリンク、ショッピング検索広告、コンテンツ検索広告、ブランド検索広告、プレイス広告の5つに分けられています。
費用はいくらかかりますか?
課金はクリック単価が基本で、ブランド検索広告は固定料金です。最低入札額などの金額は、確認できる公式資料がなかったため、掲載していません。
日本の会社でも広告を出せますか?
InterAdの解説では、韓国の事業者登録がなくても出せるものの、難しくなると説明されています。Naverの公式の条件は確認できていないため、事前にご確認ください。
広告を出せば、検索結果の自然な順位も上がりますか?
確認できた資料には、そのような説明はありません。広告の枠と、自然な検索結果は別のものとして考えてください。
最初は、どの種類から始めればよいですか?
目的によって変わります。自社サイトやスマートストアに誘導したい場合はパワーリンク、商品を売りたい場合はショッピング検索広告が、代理店の解説では目的に合うものとして紹介されています。
まとめ
Naver検索広告には、パワーリンク、ショッピング検索広告、コンテンツ検索広告、ブランド検索広告、プレイス広告の5つの種類があります。課金はクリック単価が基本で、ブランド検索広告は固定料金です。日本企業は、アカウントの開設条件と、広告の移動先を先に確認することが大切です。
Kマーケティングワークスでは、韓国でのNaver対策を、広告と自然検索の両面から支援しています。どこから始めるか迷う場合は、お気軽にご相談ください。
参考にした公開情報
- AMPM Global「Naver検索広告の種類」(2023年12月4日)
- AMPM Global「Naver広告の種類と概念」(2025年12月19日)
- InterAd「Naver Ads: A Complete Guide to the Platform」(2026年9月9日更新)
- Asia Economy「Naver to Expand Shopping Search Ads by 1.5 Times」(2020年6月)
関連サービスと参考記事
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