韓国の検索エンジンNaverとGoogleの違いを解説するブログ記事のヘッダー画像

韓国の検索エンジンは?NaverとGoogleの違いとSEOの進め方

韓国で使われている主な検索エンジンは、Naver(ネイバー)とGoogleの2つです。これに加えて、Daum(ダウム)とカカオトーク内の検索、若年層ではYouTubeやInstagramの内部検索も日常的に使われています。日本のようにGoogle一強ではないため、韓国向けのSEOは「どの検索エンジンで見つけてもらうか」を先に決めるところから始まります。

検索の目的によって使われる場所が変わる

韓国のユーザーは、調べたい内容によって検索先を使い分けています。この分け方を知らないままGoogleだけを見ていると、検討層の大半を見逃します。

調べたいこと 主に使われる場所
商品の口コミ・使った人の感想 Naver(ブログ・カフェ)
素疑問・人に聞きたいこと Naver知識iN
専門情報・海外の情報・英語資料 Google
企業の公式情報・採用・BtoB Google、一部Naver
使い方・手順を動画で見たい YouTube内検索
お店・場所を探す Naverマップ、Instagram

この表から分かるのは、「買うかどうか迷っている人」の大半がNaver側にいるということです。自社サイトをGoogle向けに整えるだけでは、この層には届きません。

韓国SEO対策が日本のSEOと決定的に違うのは、対象が検索エンジン1つではない点です。Googleは自社サイトを評価して外へ送り出しますが、Naverは自社サービス内のコンテンツを優先する傾向が強く、「サイトを磨く」だけでは届かない領域が残ります。本記事では、両方に対応するための基本的な考え方を整理します。

NaverとGoogleは何が違うのか

観点 Google Naver
基本の発想 ウェブ全体から最適なページを探して送り出す ポータル内に蓄積された情報を提示する
上位に出やすいもの 外部サイトのページ Naverブログ、カフェ、知識iN、スマートストア
重視される要素 コンテンツの質、被リンク、技術的な健全性 新鮮さ、更新の継続性、プラットフォーム内の反応
成果が出るまで コンテンツと被リンクの蓄積に依存 投稿の継続とアカウント評価の蓄積に依存
主な施策 サイト内SEO、コンテンツ制作、技術的SEO ブログ運用、カフェ施策、知識iNへの回答

つまり、同じ「SEO」という言葉を使っても、Naverでは実際にやることが「プラットフォーム運用」に近づきます。この前提を共有せずに発注すると、「サイトの内部対策をしたのにNaverで全く出てこない」というギャップが生まれます。

Google側でやること

韓国語でのキーワード調査をやり直す

日本語のキーワードを翻訳して使うのは、最もよくあるつまずきです。同じ意味でも、韓国では外来語が定着している場合と、固有語が使われる場合があり、検索ボリュームに大きな差が出ます。必ず韓国語での実測データから始めてください。

言語と地域の設定を正しく伝える

多言語サイトであればhreflangの設定、単一言語サイトであればHTMLのlang属性が正しい言語になっているかを確認します。ページの中身が韓国語なのにlang属性が英語のまま、というケースは実際によくあります。

構造化データを入れる

サービス内容やよくある質問を構造化データとしてマークアップしておくと、検索結果での見え方が変わるだけでなく、生成AIによる回答で引用される可能性も高まります。

表示速度とモバイル対応

韓国はモバイルからの閲覧比率が高く、読み込みに時間がかかるページは離脱されます。画像の圧縮、不要なスクリプトの削除など、基本的な高速化は必須です。

Naver側でやること

Naverブログを継続運用する

Naverは更新の継続性を重く見ます。一度に30本公開して放置するより、毎週一定本数を出し続けるほうが評価されやすい構造になっています。

カフェと知識iNを使う

実際のユーザーの疑問に答える形で情報を置いておくと、検索結果にも表示されやすくなります。ただし、宣伝目的が露骨な投稿は逆効果です。

スマートストアの情報を整える

商品を販売している場合、スマートストアの商品名や説明文も検索対象になります。サイトとストアで使う語彙を揃えておくと、両方の評価が上がりやすくなります。

どちらを先にやるべきか

一般消費者向けの商品・サービスであれば、Naver側の優先度が高くなります。一方で、BtoBや専門性の高いサービス、英語圈との接点がある領域ではGoogleの重要度が上がります。

ただし、どちらか一方に完全に寄せるのはリスクがあります。Naverでのアカウント評価は蓄積に時間がかかるため、後から始めるとその分だけ遅れます。サイト側の整備と並行して、Naverブログだけでも早めに立ち上げておくのが現実的です。

よくある質問

韓国語のSEOは日本語のSEOと何が違いますか?
大きく2点です。一つは対象となる検索エンジンがGoogleだけではなくNaverを含むこと。もう一つは、Naverでは自社サイトよりもプラットフォーム内のコンテンツが上位に出やすいため、サイト内部対策だけでは完結しないことです。

日本語サイトを韓国語に翻訳すれば上位表示されますか?
難しいです。検索されるキーワード自体が違うため、翻訳したページはターゲットキーワードを外していることが多くあります。韓国語でのキーワード調査をした上で、構成から見直す必要があります。

被リンクは必要ですか?
Google向けには依然として重要です。ただし、数を買うような手法はリスクが大きく、現地メディアの掲載や実態のあるブログからの言及を積み上げるのが基本です。

成果が見えるまでの目安は?
広告と違い、検索対策は蓄積型の施策です。コンテンツの公開と修正を繰り返しながら、数か月単位で変化を見ていく前提で計画を組むのが現実的です。

韓国ではNaverとGoogleのどちらを優先すべきですか?
一般消費者向けの商品・サービスならNaverが先です。購入前に口コミを探す行動がNaver内で完結しやすいためです。BtoBや専門性の高いサービス、海外との接点がある領域ではGoogleの重要度が上がります。

Daum(ダウム)は対策する必要がありますか?
優先度は高くありません。まずNaverとGoogleを整え、余力ができてから検討する順番で問題ありません。カカオトークとの連携を見込む場合は、広告側から検討することが多いです。

韓国語のキーワードはどう調べればよいですか?
Google側は通常のキーワードツールで確認できます。Naver側は検索窓のサジェストや関連検索語、ブログやカフェで実際に使われている言い回しを見ると、翻訳では出てこない語が見つかります。

最初の90日で何をやるか

やることが多すぎて手が止まるケースが多いため、着手順の目安を示します。

1か月目:現状把握とキーワード調査

韓国語での検索語を洗い出し、現在自社がどの語でどの位置にいるかをGoogleとNaverの両方で確認します。あわせて、lang属性や表示速度など基礎的な不具合を洗い出します。

2か月目:基礎の整備とNaverの立ち上げ

サイト側のタイトル・見出し・構造化データを整え、並行してNaverブログを開設して投稿を始めます。Naverはアカウント評価の蓄積に時間がかかるため、早めに始めるほど有利です。

3か月目:コンテンツの量を積む

初期の反応を見ながら、検索意図に合っていたテーマを拡張します。この段階ではまだ順位が安定しないのが普通なので、順位よりも公開本数とインデックス状況を見て判断します。

この後、四半期単位で流入キーワードの変化を見ながら、伸びているテーマにリソースを寄せていくのが基本的な進め方です。

まとめ

韓国SEO対策では、特性の異なる二つの検索エンジンを前提にした戦略が求められます。サイト内部の整備というGoogle向けの定石を押さえつつ、Naver側ではブログやカフェといったプラットフォーム内の資産を積み上げていく。この両輪を回すことが、韓国市場での検索流入を安定させる近道です。

Kマーケティングワークスでは、韓国SEO対策として、Naver・Google双方に対応したコンテンツ制作とサイト最適化を支援しています。韓国市場での検索流入強化をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

上部へスクロール