検索結果の一覧と警告マークを描いたイラスト(Naver上位表示の保証への注意)

Naver上位表示を保証する業者に注意|契約前に確認したい5つのこと

公開日:2026年10月11日

Naverの検索順位は、Naver側の仕組みで決まるものであり、外部の業者が確実に保証できるものではありません。「上位表示を保証します」「順位が上がらなければ返金します」とうたう業者に出会ったら、保証の中身を契約前にひとつずつ確認する必要があります。

韓国進出の集客でNaverを使いたい日本企業にとって、「上位表示の保証」は魅力的に聞こえます。しかし、保証の対象があいまいだったり、不自然な手法に頼っていたりすると、費用をかけても成果が残らないばかりか、トラブルにつながるおそれがあります。この記事では、保証をうたう業者に確認したい5つのことと、保証に頼らない現実的な進め方を整理します。

※韓国公正取引委員会の指針改正に関する2024年の報道と、韓国の広告代理店が公開している解説をもとに、2026年10月時点で確認できた範囲で整理しています。Naverの仕様やルールは変更されることがあるため、実際に依頼・契約する際は、Naver公式の最新の案内もあわせてご確認ください。

「上位表示の保証」と言われたら、最初に確認したいこと

まず、「何を」「どこで」「いつまで」保証するのかを、口頭ではなく書面で確認します。ここがあいまいなまま契約すると、保証が達成されていても、期待していた成果とは別物ということが起こります。

  • どのキーワードか:自社名や商品名のように、もともと上位に出やすい言葉だけが対象になっていないか。見込み客が実際に検索する言葉かどうかも確認します。
  • どの順位までか:「1位」なのか「1ページ目」なのか。順位を誰が、いつ、どの画面で確認するのかも決めておきます。
  • どの枠か:Naverには、統合検索、ブログ、ショッピングなど複数の画面や枠があります。保証の対象がどこなのかによって、意味が大きく変わります。
  • いつまでか:一時的に表示されれば達成なのか、一定期間維持するのかを確認します。

なぜ「保証」は成り立ちにくいのか

検索結果の並び順は、Naver側の仕組みで決まります。検索する時期やキーワード、競合の動きによっても変わるため、業者が順位そのものを確約することは本来できません。業者にできるのは、順位が上がりやすい条件を整える施策や、広告の運用までです。

ここで押さえておきたいのが、広告枠とそれ以外の検索結果は別物だという点です。韓国の広告代理店の解説によると、Naverの検索広告にはすべて、広告であることを示す表示がつきます。「上位に表示されました」という報告が広告枠の話であれば、それは広告費を払って得た表示であり、広告ではない検索結果の順位とは性質が違います。

広告であっても、順位が固定で約束されるわけではありません。InterAdの解説では、パワーリンク(検索広告)の順位は入札額と広告の品質で決まるとされています。一方、ブランド検索広告は、期間と検索量に応じた固定料金で出稿する仕組みです。広告の種類によって料金の考え方が違うため、見積もりを受け取ったときは、何に対する費用なのかを確認してください。

保証をうたう施策に潜む3つのリスク

1. 不自然な手法で、露出が制限されるリスク

順位を確実に上げるために、短期間に大量の投稿を出す、実在しないアカウントで反応をつくるといった不自然な手法に頼る業者がいる可能性があります。こうした手法はNaverの運営ルールに抵触し、投稿の露出が制限されるおそれがあります。具体的なルールは、Naver Search Advisorなどの公式の案内で確認できます。

2. 広告表示の義務を満たさないリスク

韓国公正取引委員会は、「推薦・保証等に関する表示・広告審査指針」の改正を、2024年12月1日から適用すると発表しました。報道によると、ブログなど文章中心の媒体では、対価を受けて書いた投稿であることを、タイトルまたは冒頭部分に明記する必要があります。以前は、投稿の冒頭か末尾に書けばよいとされていました。

対象になる対価も明確になりました。事前に受け取る報酬だけでなく、購入リンク経由の売上に応じて後から受け取る手数料や、レビュー後に購入代金を返金される場合も含まれると報じられています。指針の対象としては、広告主やインフルエンサーなどが挙げられています。商品を提供して投稿してもらう「体験団」のような仕組みを使う業者に依頼する場合は、広告表示が適切に行われているかを、広告主の側でも確認しておくべきでしょう。

また、Naverは表示義務を満たさない投稿に対して、警告や投稿の削除といった措置を取る場合があると報じられています。

3. 成果が手元に残らないリスク

投稿やブログのアカウントが業者の名義で運用されていると、契約が終わった時点で、積み上げた投稿やアカウントを自社で使えなくなることがあります。契約が終われば順位も元に戻る、という事態を避けるため、アカウントの名義と、契約終了後の扱いを確認しておきます。

順位より先に決めたい「成果の定義」

順位は手段であり、目的ではありません。韓国向けの集客で本当に必要なのは、問い合わせ、来店、購入といった成果です。見込み客が検索しない言葉で1位になっても、売上にはつながりません。依頼する前に、次の3点を決めておくと、業者の提案を比べやすくなります。

  1. 増やしたい成果:問い合わせ数、購入数、来店数など、最終的に何を増やしたいのか。
  2. 狙う検索キーワード:見込み客が実際に検索していそうな言葉。調べ方は韓国語キーワード調査のやり方で解説しています。
  3. 成果の確認方法:レポートの頻度と、何を報告してもらうのか。

契約前に確認したい5つの質問

保証をうたう業者に限らず、Naver関連の施策を依頼するときは、次の5つを質問してみてください。回答の具体性で、業者の説明力と誠実さを見極められます。

契約前に業者へ聞きたい5つの質問。保証の対象、実現方法、保証が外れたときの扱い、投稿とアカウントの名義、広告表示の確認
契約前に確認したい5つの質問。回答が具体的かどうかが判断の目安になります。
質問 確認する理由 注意したい回答
1. 何を保証するのか 対象があいまいだと、達成しても成果につながらない 「上位表示します」だけで、キーワード・順位・期間が書面にない
2. どう実現するのか 手法によっては、Naverのルールに抵触するおそれがある 「ノウハウなので」と説明を避ける
3. 保証が外れたときはどうなるか 返金の範囲や条件が、実質的に使えないことがある 返金条件が細かく、実際には対象外になりやすい
4. 投稿とアカウントは誰のものか 契約終了後に成果を自社で使えるかが変わる 名義が業者で、解約後は削除される
5. 広告表示は適切か 表示義務を満たさない投稿は、Naverの措置の対象になり得る 協賛や体験団の投稿なのに、広告である旨の記載がない

特に1番と2番は、回答があいまいなまま契約を進めないことが大切です。保証の内容と手法が書面に残っていれば、後から食い違いが起きたときにも話し合いの土台になります。

保証に頼らない、現実的な進め方

すぐに表示枠を確保したい場合と、長期的に集客の土台をつくりたい場合では、選ぶ手段が変わります。

業者を比べるときによくある失敗

保証の有無と価格だけで選んでしまう

「保証つきで安い」という条件だけで選ぶと、手法の説明や契約条件の確認が後回しになりがちです。保証があること自体より、保証の中身が具体的に書かれているかを重視してください。

順位のスクリーンショットだけで成果を判断してしまう

順位の画面は、検索する環境や時期によって見え方が変わる場合があります。順位だけでなく、サイトへの訪問や問い合わせの変化もあわせて確認してください。

日本語の資料だけで判断してしまう

日本語の説明が丁寧でも、実際の施策は韓国語の投稿やアカウントで行われます。施策の実物(投稿のURLやアカウント)を確認できるかを、事前に聞いておきましょう。

よくある質問

Naverの上位表示は保証できますか?
検索順位はNaver側の仕組みで決まるため、外部の業者が確実に保証することは難しいと考えられます。保証をうたう場合は、キーワード、順位、期間、対象の枠を書面で確認し、手法の説明を求めてください。

上位表示を保証する業者は、すべて避けるべきですか?
一概には言えません。保証の対象が具体的で、手法を説明でき、返金条件も明確であれば、検討できる場合もあります。避けたいのは、中身の説明がないまま「保証」とだけうたう業者です。

広告を出せば上位に表示できますか?
広告枠には表示できますが、順位は入札額と広告の品質で決まるとされており、固定の順位が約束されるものではありません。また、広告枠には広告であることを示す表示がつきます。

体験団やインフルエンサーの投稿には、広告表示が必要ですか?
2024年12月1日から適用された韓国の指針改正により、対価を受けて書いたブログ投稿では、タイトルまたは冒頭に広告である旨を明記する必要があると報じられています。詳細は最新の公式情報をご確認ください。

日本企業は、まず何から始めればよいですか?
成果の定義を決め、見込み客が検索する言葉を調べるところから始めるのがおすすめです。そのうえで、広告、ブログ、SNSなどの手段を、小さく試しながら選びます。

まとめ

Naverの上位表示は、順位そのものを業者が決められない以上、保証の中身を確認することが欠かせません。対象のキーワードと順位、実現の手法、保証が外れたときの条件、アカウントの名義、広告表示の5つを、契約前に書面で確認してください。

そのうえで、順位ではなく、問い合わせや購入といった成果を基準に、広告やコンテンツを小さく試していくのが現実的です。Kマーケティングワークスでは、Naver SEOやSNS運用、インフルエンサー施策など、韓国市場での集客を支援しています。業者選びや見積もりの見方に迷う場合は、お気軽にご相談ください。

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