Naverプレイスと地図検索のイメージ

Naverプレイスとは?日本企業が韓国の地図検索に載る前に確認したいこと

公開日:2026年11月4日

Naverプレイスは、Naverの検索結果とNaver地図に、店舗やサービスの情報を表示する仕組みです。事業者は「スマートプレイス」という管理画面から、営業時間や写真、予約の受付などを登録します。登録は無料と説明されていますが、日本企業の場合は、韓国の事業者登録証が前提になるかどうかを先に確認する必要があります。

この記事では、スマートプレイスでできること、登録の流れ、日本企業が申請前に確認したい点を整理します。

※韓国の事業者向け解説記事とNaverの発表をもとに、2026年10月時点で確認できた範囲で整理しています。登録条件や審査期間は変わることがあるため、申請前にNaverのスマートプレイスで最新の内容をご確認ください。

Naverプレイスとスマートプレイスの違い

一般に、利用者がNaverの検索やNaver地図で見る店舗情報のページを「Naverプレイス」、事業者が情報を登録して管理する窓口を「スマートプレイス」と呼び分けます。登録した事業者は、Naverの検索結果とNaver地図に表示されます。

韓国の銀行系メディアKB Thinkの解説(2024年6月公開)では、Naver地図の月間利用者数は2,500万人(2023年8月時点)と紹介されています。この数字の出典は記事内に示されていないため、参考値として扱ってください。

スマートプレイスでできること

機能 内容
基本情報の掲載 営業時間、休業日、電話番号、駐車場の有無、店内やメニューの写真を載せます。
最新情報の発信 臨時休業やイベントなどを、「소식」(お知らせ)の欄で案内します。
新規オープンの表示 事業者登録日から90日以内に申請でき、承認後は最長90日間表示されると説明されています。
予約の管理 Naver予約で、予約の状況を確認して管理します。
統計と顧客分析 来店前の閲覧数や道順の検索、保存の数などを確認します。
メッセージの配信 顧客へ特典やお知らせを送ります。

機能は変更されることがあります。上の内容は、KB Thinkの記事(2024年6月公開)の説明に基づいています。

登録の流れ

広告代理店Toss Placeの解説記事(2026年8月公開)では、次の流れが紹介されています。

  1. Naverのスマートプレイスを開き、「업체 신규 등록」(事業者の新規登録)を選びます。管理を続けるNaverアカウントで申請するとよいと説明されています。
  2. 事業の種類(カテゴリ)を選びます。事業者登録証に書かれた業種名か、飲食店や美容室などの代表的な言葉で探します。カテゴリを後から変えると、入力し直しになる場合があります。
  3. 事業者登録証をPDFまたは画像でアップロードします。記載内容が自動で読み取られるため、証明書と一致しているかを確認します。
  4. 店名、電話番号、住所、写真、説明文、代表キーワードを入力します。営業時間や休業日、駐車場の情報は、後から追加することもできます。

反映までの期間は、Toss Placeの記事では営業日で2時間から最長5日、別の代理店AMPM Globalの記事(2025年12月公開)では1から5営業日と書かれています。どちらも運営側の公式な数字ではありません。

登録時に知っておきたい点は、次のとおりです。

  • 1つの事業者登録番号で登録できるのは、原則1件です(2022年11月以降の運用と、Toss Placeが説明)。法人の本店とは別に税務署へ届け出た従たる事業場は、場所ごとに登録できると説明されています。
  • 1つのNaver IDで申請できるのは最大30件と、同じ記事で紹介されています。
  • 登録しても、検索で上位に表示される保証はありません。

日本企業が申請前に確認したいこと

参考にした2つの解説記事は、どちらも韓国の事業者登録証を使う流れで説明しています。日本の法人が、韓国に拠点を持たない状態で申請できるかどうかは、今回確認した資料には書かれていませんでした。申請を考える場合は、Naverの公式ヘルプや、韓国で実績のある代理店に先に確認するのが安全です。

韓国に店舗や事務所を持つ場合は、現地法人か支店かによって、事業者登録の手続きが変わります。拠点の選び方は、韓国の現地法人と支店の違いの記事で整理しています。

拠点がない段階では、スマートプレイスの代わりに、ネイバーブログの運用やNaverでの集客施策で、先に認知を広げる選択もあります。

日本の飲食店は、登録しなくてもNaverに載る場合があります

韓国のKorea JoongAng Dailyは2025年8月1日に、Naverが日本の食べログと提携したと報じました。食べログの約88万店のデータがNaverプレイスに取り込まれ、韓国語で場所、メニュー、価格、写真、営業時間などを確認できるようになります。食べログで予約できる店には、予約ページへ進むボタンが表示されます。

同じ記事では、予約は東京、大阪、札幌、福岡の人気店から始まり、2025年末までに対象を広げる予定と説明されています。現在の対象範囲は今回確認できていません。

これは、日本の店舗が韓国の旅行者に見つけてもらうための仕組みです。日本企業が韓国向けにスマートプレイスへ登録する話とは、別のものとして考えてください。

情報を整えるときのポイント

  • 検索に使われる言葉:Toss Placeの記事は、Naver公式カスタマーセンターの案内として、事業者名、カテゴリ、代表キーワードの組み合わせが検索に使われると紹介しています。主観的で宣伝的な言葉は使われず、地域名のような客観的な情報が役立つと説明されています。言葉の探し方は、韓国語キーワード調査のやり方で解説しています。
  • 写真レビュー:KB Thinkは、2022年のNaver D-Placeレポートの数字を紹介しています。写真レビューが100件増えるごとに、閲覧が115.6人、道順の検索が79件、保存が55件増える傾向があるという内容です。原因と結果を示すものではなく、関連が見られたという内容です。
  • AIによる要約:Naverは2025年8月21日の発表で、レビューを要約する「AIブリーフィング」を使った事業者について、検索での平均滞在時間が10.4%、クリック率が27.4%、予約や注文が約8%増えたと説明しています。Naver自身の発表であり、第三者による検証ではありません。

よくある質問

Naverプレイスへの登録は無料ですか?
AMPM Globalの記事では、登録は無料と説明されています。広告のメニューについては、今回確認していません。

日本の会社でも登録できますか?
確認した資料は、韓国の事業者登録証を使う流れで書かれています。拠点のない日本企業が申請できるかは、資料からは分かりませんでした。Naverの公式ヘルプか代理店にご確認ください。

登録すれば検索で上位に表示されますか?
保証はありません。Toss Placeの記事でも、登録が上位表示を約束するものではないと説明されています。

審査にどのくらいかかりますか?
参考にした記事では、営業日で2時間から5日、または1から5営業日と書かれています。申請内容や時期によって変わる可能性があります。

店舗が複数ある場合は、どう登録しますか?
原則として、1つの事業者登録番号につき1件です。税務署へ届け出た従たる事業場は、場所ごとに登録できると説明されています。

まとめ

Naverプレイスは、韓国の利用者がNaverの検索や地図で店舗を探すときに見る情報です。事業者はスマートプレイスから、基本情報、お知らせ、予約などを管理します。登録は無料と説明されていますが、韓国の事業者登録証が前提になるため、日本企業は、拠点の有無と申請条件を先に確認することが重要です。

Kマーケティングワークスでは、韓国でのNaver対策を、拠点の状況に合わせて支援しています。どこから始めるか迷う場合は、お気軽にご相談ください。

参考にした公開情報

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