Naverカフェとコミュニティのイメージ

Naverカフェとは?日本企業が韓国のコミュニティで発信する前に確認したいこと

公開日:2026年11月4日

Naverカフェは、同じ関心を持つ人が集まる韓国のオンラインコミュニティで、Naverの検索結果にも表示されます。日本企業が使う場合は、運営者の許可を得た広告や協力が基本です。広告であることを示す表示のルールも、事前に押さえておく必要があります。

この記事では、Naverカフェの仕組みと、企業が使う3つの進め方、広告表示のルールを整理します。

※Naverカフェに関する解説記事、広告代理店の事例、韓国公正取引委員会の指針を報じた記事をもとに、2026年10月時点で確認できた範囲で整理しています。表示ルールの資料は2020年のものが中心です。現在の運用や罰則は、公正取引委員会または専門家にご確認ください。

Naverカフェとは

Naverカフェの「カフェ」は、共通の関心を持つ人が集まるコミュニティの場を指します。投稿は、Naverの検索結果で「カフェ」の欄に表示されます。ブログ、知識iN、ニュース、ショッピングと並んで表示されるため、検索から見つけられる情報源の一つです。

日本の解説記事(2025年5月公開、同年12月更新)では、Naver検索のシェアは、2025年4月20日時点で62.61%(Googleは29.77%)と紹介されています。同じ記事は、Naverのブログやカフェの内容は、Googleには表示されにくいと説明しています。このため、韓国国内で情報を届けたい場合、Naverの中での発信が重要になります。

企業がNaverカフェを使う3つの進め方

進め方 内容 確認したい点
既存のカフェに広告を出す バナー広告や固定投稿などを、カフェの運営者と契約して掲載します。 カフェごとに掲載形式や料金が異なります。レポートの提供もカフェによって違います。
運営者と協力する 既存のカフェの運営者に、協力やスポンサーを依頼します。 協力の条件は運営者との交渉になります。広告であることの表示も合わせて決めます。
自社のカフェを運営する 本人認証を済ませたNaverアカウントで、カフェを開設して運営します。 会員を集めて運営し続ける手間がかかります。

日本の解説記事では、企業が自社のカフェを運営するよりも、既存のカフェの運営者に協力やスポンサーを依頼するのが一般的と説明されています。また、日本のNaverアカウントは、そのままではカフェへの参加のみで、本人認証を済ませるとカフェの開設と運営ができるとされています。

広告代理店は、どのように掲載を進めるか

韓国の広告代理店InterAdの事例(2025年8月公開)では、次の流れが紹介されています。

  1. 対象の読者に合うカフェを選びます。会員が多く、活動が活発で、広告のレポートを出してくれるカフェを優先します。
  2. カフェの運営者に連絡して、掲載形式と料金を確認します。
  3. 料金を交渉し、カフェごとに契約します。

同じ事例では、バナー広告を掲載するまでに、通常は1か月以上かかるとされています。バナーの大きさや形式はカフェごとに異なり、掲載期間は1か月から数か月が一般的です。すべてのカフェが成果のレポートを出すわけではない点も、あわせて説明されています。

広告であることを示す表示のルール

韓国公正取引委員会は、事業者と推薦者の間に金銭などの利害関係がある場合、その事実を表示するよう求めています。根拠となるのは、「推薦・保証等に関する表示・広告審査指針」です。報道によると、2020年6月に改正案が確定し、同年9月1日から施行されました。

2020年の報道や法律事務所の解説では、ブログやカフェの投稿について、次のように説明されています。

  • 表示は、投稿の冒頭か末尾に、本文と区別して入れます。
  • 「もっと見る」を押さないと見えない位置は認められません。
  • 投稿の途中に、区別なく入れた表示は、違反にあたるとされています。
  • 「広告費の支給」「金銭的な支援」「有料広告」など、利害関係の種類が分かる言葉を使います。
  • 「sponsored」「partner」などの表示は使えないとされています。
  • 表示の責任は、広告主または推薦者にあるとされています。

罰則については、改正後の指針に基づく罰金額は、今回確認した資料には書かれていませんでした。参考として、2019年11月には、SNSでの利害関係の表示をめぐり、7つの事業者に是正命令と、合計2億6,900万ウォンの課徴金が出されたと報じられています。最新の運用や罰則は、公正取引委員会か専門家にご確認ください。

避けたいこと

  • 運営者の許可なく、カフェに宣伝の投稿をすること。日本の解説記事では、運営者に強制退会される場合があると説明されています。
  • 広告費や商品の提供を受けているのに、利害関係を示さずにレビューを投稿すること。
  • カフェの運営ルールを確認せずに、投稿を始めること。

Kマーケティングワークスでも、各カフェの運営ルールを確認してから施策を進めます。

始める前の確認チェックリスト

  • 目的:認知を広げたいのか、問い合わせを増やしたいのか。
  • 対象のカフェ:自社の商品に関心のある会員が多いカフェか。
  • 運営ルール:広告や宣伝の投稿を認めているか。
  • 掲載の条件:形式、期間、料金、レポートの有無。
  • 表示の方法:広告であることを、どこにどの言葉で示すか。
  • 韓国語の文章:現地の読者に自然に伝わる内容か。
  • 期間の余裕:掲載まで1か月以上かかる場合があります。

よくある質問

日本企業でもNaverカフェに広告を出せますか?
広告代理店の事例では、韓国の広告代理店が、カフェの運営者と契約して掲載する方法が紹介されています。日本企業の場合の条件は、代理店や運営者に確認してください。

自社でNaverカフェを作れますか?
日本の解説記事では、日本のNaverアカウントは、本人認証を済ませるとカフェの開設と運営ができると説明されています。会員を集めて運営し続ける手間もかかります。

広告であることは、どこに書けばよいですか?
ブログやカフェでは、投稿の冒頭か末尾に、本文と区別して書く方法が紹介されています。「もっと見る」の先や、投稿の途中は避けます。

罰則はありますか?
改正後の指針に基づく罰金額は、今回確認できませんでした。2019年に是正命令と課徴金の事例が報じられています。最新の内容は公正取引委員会にご確認ください。

Naverカフェとブログは、どちらから始めるのがよいですか?
目的によって変わります。ブログの使い方は、別の記事で整理しています。

まとめ

Naverカフェは、韓国のオンラインコミュニティで、Naverの検索結果にも表示されます。企業は、既存のカフェへの広告、運営者との協力、自社カフェの運営の3つから選べます。いずれも、運営者のルールと、広告であることの表示を守って進めることが前提です。

Kマーケティングワークスでは、韓国のコミュニティマーケティングを、各コミュニティの規約を確認したうえで支援しています。進め方に迷う場合は、お気軽にご相談ください。

参考にした公開情報

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