韓国語Webフォントの選び方のイメージ

韓国語Webフォントの選び方|重くなる理由とGoogle Fonts・Pretendardの違い

公開日:2026年11月4日

韓国語のWebフォントは、文字の種類が多いため、欧文のフォントより重くなりやすいとされています。この記事では、Google Fontsの公式記事とPretendardの案内、MDNの資料をもとに、韓国語のWebフォントが重くなる理由、主な選択肢、読み込みを軽くする設定を整理し、確認できなかったことも分けて示します。

※Google Fontsの記事は2018年4月4日付で、現在の数字とは異なる可能性があります。Pretendardの内容は、公式のREADME(バージョン1.3.9)の記載です。MDNの内容は、2026年11月4日に確認したページの記載です。フォントのファイルサイズの実測値や、表示速度への影響は確認できていません。また、当社は韓国向けのサイト制作を扱う側の会社です。

韓国語のWebフォントが重くなる理由

Google Fontsの公式の記事には、韓国語のフォントが重くなる理由が書かれています。

項目 Google Fontsの記事の記載(2018年4月4日付)
文字数 韓国語のフォントは、最終的に1万字を超える文字が必要になるとされています
ファイルの大きさ 一般的な韓国語のフォント全体は約4MBで、拡張した欧文フォントでも250KBを超えることはまれ、とされています
ハングルの成り立ち 基本の要素は子音19と母音21の計40ですが、組み合わせた最終的な形が多くなる、と説明されています
課題 ファイルが大きいため、サイトを開いたときにすぐ表示されるようにダウンロードさせるのが難しい、とされています

この4MBという数字は、2018年の記事にある「一般的な」大きさの目安で、今のフォントや配信方法には当てはまらない場合があります。実際の大きさは、使うフォントとウェイト、配信方法で変わります。

読み込みを軽くする仕組み

Google Fontsの記事によれば、大きなフォントは小さな部分(サブセット)に分けて配信されます。CSSのunicode-rangeで、各サブセットが担当する文字の範囲をあらかじめ宣言し、ブラウザは必要な部分だけを取得します。MDNのページでも、unicode-rangeはフォントを分割し、ページの文章に必要なものだけをダウンロードさせるための仕組みと説明されています。

Google Fontsの記事は、韓国語の文章を分析して、一緒に使われやすい文字をまとめる方法を取ったと説明しています。分割の数が多すぎるとリクエストが増えるため、サブセットの数とリクエストの数の両方を減らす方針とされています。記事では、最も良い方法は、最も悪い方法に比べて接続のリクエストが20分の1だったと述べています。実際に採用された分割の数は、記事には書かれていません。

主な選択肢

韓国語のWebフォントを選ぶ方法は、大きく分けて次の3つです。表は、各ページの記載を整理したもので、優劣を示すものではありません。

選択肢 記載されている特徴 確認したいこと
Google Fontsの韓国語フォント 同社の記事では、Naver向けにSandollが設計した5書体で始まり、その後23ファミリーに増えたとされています(記事の記載。現在の数は未確認) 使いたい書体が現在も提供されているか、日本語の表示に使う書体との組み合わせ
Pretendard Inter、Source Han Sans、M PLUS 1pをもとに設計された書体で、9つのウェイトがあり、可変フォントにも対応しているとされています。SILオープンフォントライセンスで配布されています ライセンスの条件、使うウェイトの数、日本語の漢字の表示(ページに記載がないため)
端末標準のフォントの指定 Pretendardの案内には、Apple SD Gothic Neo、Noto Sans KR、Malgun Gothicなどを後ろに並べるフォント指定の例があります 端末ごとの見た目の違い。実機での確認

Pretendardの案内は、ライセンスについて、商用の利用、改変、再配布が認められていると説明しています。韓国語版の案内では、フォント単体での販売を除くとされています。使う前に、ライセンスの原文を確認してください。

Pretendardの種類

Pretendardの案内には、Webフォントとして次の4種類が挙げられています。

種類 読み込むCSS 用途(Pretendardの案内)
標準(static) pretendard.min.css すべての機能を使えるWebフォント。ファミリー名はPretendard
分割読み込み(dynamic subset) pretendard-dynamic-subset.min.css ページで必要な部分だけを読み込み、より速く使うための種類。ファミリー名はPretendard
可変(variable) pretendardvariable.min.css ウェイトを連続的に変えられる種類。ファミリー名はPretendard Variable
可変+分割読み込み pretendardvariable-dynamic-subset.min.css ウェイトを連続的に変えられ、より速くファイルが小さい種類とされています。ファミリー名はPretendard Variable

日本語のサイトで使う場合は、「Pretendard JP」という別のパッケージもあります。案内では、日本語の環境に適した種類とされていますが、今回はこの詳細を確認できていません。標準のPretendardが、日本語の漢字をどこまで含むかは、案内には書かれていません。日本語と韓国語を同じページに表示するサイトでは、実際のページで表示を確認してください。

CSSの設定で確認したいこと

読み込みと表示に関わる設定は、MDNのページでは次のように説明されています。

設定 役割 MDNの記載(整理)
unicode-range フォントが担当する文字の範囲を決める ページがその範囲の文字を1つも使わなければフォントはダウンロードされず、1つでも使えばそのフォントがダウンロードされる
font-display: swap フォントの読み込み中の表示を決める ブロック期間は非常に短く、スワップ期間は無期限
font-display: optional 同上 ブロック期間は非常に短く、スワップ期間はない
font-display: block 同上 ブロック期間は短く、スワップ期間は無期限
font-display: fallback 同上 ブロック期間は非常に短く、スワップ期間は短い
word-break: keep-all 行の折り返しの規則 中国語・日本語・韓国語(CJK)の文章で単語の途中の改行を使わない。CJK以外はnormalと同じ

MDNのページには、font-displayの各期間の具体的な秒数は書かれていません。word-breakのページにも、韓国語の例はありません。keep-allを使う場合は、実際の韓国語の文章で、行の折り返しを確認してください。

確認できなかったこと

  • ファイルサイズの実測値:Pretendardや、Google Fontsの現在の韓国語フォントのファイルサイズは、確認できていません。ページにも書かれていません。
  • 表示速度への影響:フォントの種類による、表示速度や検索順位への影響の公的な資料は、確認できていません。
  • Google Fontsの現在の状況:韓国語のファミリー数や、提供されている書体は、2018年の記事の記載で、現在の数は確認できていません。
  • 日本語の漢字の表示:Pretendardの案内に、漢字の収録範囲の記載はありません。Pretendard JPの詳細も確認できていません。
  • 韓国での書体の好み:韓国の利用者に合う書体や、見た目の評価の公的な資料は、確認できていません。この記事では、書体のおすすめは行いません。

数字の読み方

この記事の数字(1万字を超える、約4MB、250KB、20分の1)は、すべてGoogle Fontsの2018年の記事の記載です。現在のフォントや配信方法では、異なる可能性があります。ファイルサイズは、使うウェイトの数や配信方法で変わります。実際のサイトで、表示速度を測って確認してください。なお、記事は「4Mb」と表記しており、この記事ではメガバイトとして読んでいます。

日本企業が確認したいこと

  • 韓国語のページで、使うフォントとウェイトの数を絞っているか
  • 分割読み込み(サブセット)に対応した配信方法を使っているか
  • フォントのライセンスで、商用の利用が認められているか
  • 日本語と韓国語を同じページに表示する場合の、表示を確認したか
  • font-displayの設定で、文字が見えない時間が長くなっていないか
  • 韓国語の文章の折り返しを、実際の文章で確認したか

韓国語の文章の自然さの確認は韓国語の文章のネイティブチェック、ブログの運用は韓国のブログ投稿の進め方、ECの全体像はNaverスマートストアの基礎で整理しています。

よくある質問

韓国語のWebフォントは、なぜ重くなりやすいのですか?
Google Fontsの公式の記事では、韓国語のフォントは1万字を超える文字が必要になり、一般的な韓国語のフォント全体は約4MBとされています。欧文のフォントは、拡張したものでも250KBを超えることはまれとされています。2018年の記載のため、今の状況は確認してください。

読み込みを軽くするには、どうすればよいですか?
Google Fontsの記事とMDNのページでは、フォントを小さなサブセットに分け、unicode-rangeで文字の範囲を宣言する方法が説明されています。ページで使う文字に必要な部分だけがダウンロードされます。Pretendardにも、分割読み込みの種類があります。

Pretendardは、商用のサイトで使えますか?
Pretendardの案内では、SILオープンフォントライセンスで配布され、商用の利用、改変、再配布が認められていると説明されています。韓国語版の案内では、フォント単体での販売を除くとされています。使う前に、ライセンスの原文を確認してください。

font-displayは、何を設定すればよいですか?
MDNのページでは、swapはブロック期間が非常に短くスワップ期間が無期限、optionalはスワップ期間がないと説明されています。どれが適切かは、サイトの方針で変わります。具体的な秒数はページに書かれていないため、実際のサイトで表示を確認してください。

日本語と韓国語を同じページに表示するときの注意はありますか?
Pretendardの案内には、日本語の漢字の収録範囲の記載がありません。日本語に使うフォントを別に指定し、実際のページで表示を確認してください。

まとめ

韓国語のWebフォントは、文字の種類が多く、ファイルが大きくなりやすいとされています。Google Fontsの記事とMDNのページでは、サブセットとunicode-rangeで、必要な部分だけを読み込む仕組みが説明されています。Pretendardのように、分割読み込みや可変フォントに対応した選択肢もあります。一方で、現在のファイルサイズや表示速度への影響は、今回は確認できませんでした。実際のサイトで、表示と速度を確認してください。

Kマーケティングワークスでは、韓国市場向けのサイトやECの進め方について、ご相談を承っています。状況に合わせてご案内しますので、お気軽にお問い合わせください。

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